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2010年7月19日(月)
上層部のコミュニケーションが企業活性化の第一条件

企業とはまざまな考えを持った多くの人の集合体である。だからこそ、主義主張や見解の相違があって当然である。しかしながら、いかなる時も方針だけは、ひとつでなければならない。そうでなければ上層部のコミュニケーションギャップが下部の組織に、また部門間の横の連携に大きな混乱をもたらすことになろう。まずは、さまざまな考えをひとつの方針に集約する場をもつことが最も重要だ。それが役員会、幹部会議等々である。もちろん会議の中身が大切であってただ集まればよいというものではない。機械加工のE社は、社長、専務、取締役本部長と方針が違っていた。聞いてみると役員会が社長の一方的な話で終わっていた。これではだめなのである。上層部のコミュニケーションなくして企業内のコミュニケーションは成り立たない。活性化はあり得ないのである。上層部がお互いに言うべき時にものを言える、それこそが企業活性化の第一条件である。

2010年6月27日(日)
事業承継は不易流行の精神で

世の中では今、多くの企業で世代交代が行われている。この事業承継は、これを機に、さらに成長するか衰退するか、企業経営の歴史の大きな分岐点と言えよう。そこで進言したいのが、後継者には、これまでの良き風土、仕組みを継続しつつ、徐々に改革を図って欲しいということだ。これまでの伝統や先代社長の考え方をしっかりと受け継ぎ、徐々に自分自身の考えや手法を導入していくことだ。血(体質)を一気に入れ替えては死に体となる恐れがある。松尾芭蕉の俳諧の哲学、不易流行とは、「不易」は永遠に変わらない伝統. や芸術の精神,「流行」は新しさを求めて時代に合わせて変えていく、改善、改革を指す。そのためにも、事業承継におけるバトンタッチの両者が少なくとも一定期間(3〜5年)、並走することが極めて重要と言える。

2010年5月5日(水)
人事評価制度の本来の目的
多くの企業で仕組みが形骸化している。その中でも最も多いのが人事制度である。まずは、正しい評価がなされていない。あまりに形式的である。人を評価する基準があってもそれを評価する側が正しく理解していない。これでは上司失格と言われても仕方がない。スキルには、業務にまつわるものもあるが、上に立てば立つほど人に関するマネジメントスキルが重要視される。やり易いルーチンワークにばかり隠れていないで自らの使命・役割をもっと考える必要がある。上司とは、部下を育て活用して物事を遂行する存在であるべき。部下に関心がない、育てきれない、そんな上司失格の幹部が実に多いことか。よく見るとそのような企業は、人が育っておらず、業績も不安定である。人を査定するのではなく、具体的に取り組み姿勢を正したり、強化すべき知識や能力を具体的に示し、本人をやる気にさせるのが人事評価制度本来の目的である。今一度、物事の原点に立ち戻り、仕組みを活かすことを考えてみようではないか。
2010年3月28日(日)
踏ん張り時の中小企業
最近、上場企業の株価が上昇基調にあり、景気回復の兆しが出てきたようにも思える。しかしながら未だ中小企業はその状態にはなく、多くが1年前と比べて2〜3割ダウン、中には7割ダウンという企業さえもある。これまで長きにわたって積み重ねてきた資本蓄積を一気に吐き出すことを余儀なくされ、後はいつまで粘れるかという持久戦である。一般的に大手企業はこの大不況をリストラで乗り切っているが、中小企業は地元での雇用確保という点に苛まれ、そこに踏みきれないでいる。その結果、益々じり貧となり、最終的には倒産という明らかに予想された最悪の事態を迎えてしまう。とりわけ技術力やコスト貢献のある中小企業が倒産していくことは、確実に大企業、並びに日本経済の競争力低下につながる。改正労働基準法が平成22年4月1日から施行されるが、政府の中小企業の経営現場を見ない施策がそれに追い打ちをかけそうだ。また、私の顧問先の中小企業では、大企業からの売上金支払いが4ケ月の手形になった。余力のない企業に上場企業がこんなことを?信じられなかった。これから2〜3年もの間は厳しい状況が続くだろう。他責的なことを言っても仕方ない。まずは、中小企業の自主自立心に期待したい。
2010年3月13日(土)
結局は人の改革
最近、若干ながら景気が上向いてきたように見えるが、相変わらず、競争は激化している。それもグローバルな競争である。日本にとって脅威なのは、国際的な競争力低下である。中国はコストは安いが、品質がいまいち!これは昔のことである。今や中国も日本などの技術移転により品質もかなり高レベルな状態になってきている。このような状況のもと、日本企業はコストダウンに必死である。しかしながらこのコストダウンであるが、これはコスト、製品、組織の改革などと言えるが、結局は人の改革である。そんなことできるはずがない、無理だ、過去一度もやったことがない等といった固定概念をどれくらい払しょくできるかである。そのためには頭をリセットしてもう一度、ものづくりに関して零ベースで見直してみることが重要だ。やるのは人。改革とは結局は人の意識改革なのである。
2010年3月8日(月)
優れた経営者に欠かせない先見力と決断力
不景気と言って何もせず手をこまねいているだけでは現況は変わらない。大事なのは先を読み、今なすべきことを整理し、他者に先駆けて手を打つこと。それには先見力が不可欠だ。とはいっても多くの経営者は中期、すなわち3〜5年先の状況は見えているものだ。10年先となると先見力が必要だが。。。どこが違うのか?それは決断力だ。分かっているのに踏みきれないのである。余談だが、その傾向は後継者に多い。創業者は腹をくくっている。ゼロからはじめただけに、またゼロから始めればよいではないかと思っているのである。いずれにせよ中期も読めないのであれば、先見力なし!読めているのに手を打たないのは決断力なし!である。
2010年2月14日(日)
リーダーに欠かせない傾聴力

これからのリーダーには傾聴力が必要不可欠である。こちらの言いたいことだけを話す、これでは一方通行になってしまう。人は人を通じて仕事をするものだ。相手の思い、本音を知らずして良い関係のもとで良い仕事は出来ない。そのためには、傾聴力。まずは時間がかかってもきちんと相手の意見を聴こうという姿勢が大事だ。次に本音を聞き出すヒアリング技術である。質問方式で出来るだけ相手に話をさせること、意図や本音を引き出すのである。そのためには警戒感のないムードの中で、答えやすい質問を行い、適度にあいづちをうったり、時には展開させて盛り上がったり、最後には相手の意見をまとめてあげることだ。これは意外と難しい。相手の意見を聴き、まずは間違っていても意見を尊重する。その上で自分の判断、アドバイスを与え、やる気にさせる。それが全く出来ないというのであれば人の上に立つ資格はない。

(*1)http://kotobatodeai.at.webry.info/ 言葉と出会い
(*2)http://japanbusinessclinic.com/  経営の悩み相談

2010年2月8日(月)
これからは商品+αの価値を提供できる会社が生き残る
本日の経営相談は、老舗食品メーカーJ社。得意先は地方の百貨店や大手卸などである。特に、特徴のないこのA社は、当然のことながら価格競争の波にのまれ、低粗利に喘いでいた。ある日突然、先代社長が事業承継の手続きを踏むことなく、突然に死去され、30代の新社長が誕生した。周りは先代社長のブレーンばかりである。人材育成はこれまで殆どなされず、若社長は身動きもとれないご様子だった。私は、直観的にこれは危ない!と感じた。A社に限らず、どこにでも手に入るものをそれなりに扱っている企業は、やがては淘汰される。さらにA社の営業マンはベテラン揃いであるが、訪問は常に既存先であり、しかも御用聞き・配送営業であり、新規開拓の意欲は希薄である。聞けば聞くほど危なっかしい会社、まさに経営改革必至の状態である。世の中、100年に1度の大不況ではあるが、まだまだ良い会社はあるものだ。そこで考えてみたのだが、不況下における良い会社とそうでない会社との違いは何であろうかと。。。良い会社は、常に先を見て動いている。つまり先見の明があるのだ。だから打つ手も早い。しかもやるべきことは必ず実行に移す、この迅速かつ着実さが大事である。異質の2010年!、年齢に関係なく、新しい時代に果敢に挑戦していく姿勢、それこそが未来に向けた原動力と言えよう。私は断言できる!これから多くの企業は、商品+αのαがなければ存続は厳しいと。

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2010年1月2日(土)
迷うのであれば本業、本職で

迷うのであれば、本業本職を貫けと言いたい。今回の事例はA社などと数社に限定できないほど多い。この大不況期の中、業績が長期に亘って停滞してくると新たな事業への模索が始まる。このこと自体は全く問題はない。新事業開発、むしろ前向きに検討すべき課題である。しかしながら、この新事業開発、圧倒的に失敗事例の方が多いのも事実である。例えば、安易に儲け話に乗ってしまったケース。本業とのシナジー(相乗効果)が全く無し。無理もないことだが、この時期は、とかく儲かるらしいという美味しい話に乗せられてしまいがちである。だからこそよく考えて欲しい。大事なのは、その事業がわが社の経営理念に合っているかどうか、中期基本方針に基づく事業展開とのシナジーが期待できるかどうかである。ただ単に儲かるとか自分の子息に事業を分けて受け継がせたいなどという安易な買い物や間違った事業承継をしていては、後々、帰って本業の足を引っ張ることになる。それよりも本業の活性化の余地は本当にないのか、十二分にやり尽くしたのか、まずはその振り返りをした上で本業回帰を試みるべきである。本業に立ち戻り、少しでもやり残しがあればまずはそれを徹底してやってみることだ。成就性なくしては何をやっても駄目である。少なくとも迷っている間は決断は避けるべき、本業・本職を極めるべきと私は思う。


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